ダイエット専門家コラム

【プロトレーナー監修】糖質制限でコレステロールが上がる?理由は?

鈴木昭寛

ダイエットジム『アフターパーソナル』代表トレーナー

鈴木昭寛

akihiro suzuki

「コレステロールは悪いものだから多くない方が良い….」

そんなイメージはあるけれど、ちゃんと根拠と事実の上でそれを説明できますか?今回は、一般的に誤解されていることが多い可哀想な存在、コレステロールの本来の役割を解説します。

1)コレステロールってそもそも何?

コレステロールと聞くと、一般の方は「体脂肪」と直結して考えがちですが、そもそもコレステロールとはなんなのでしょうか?どんな役割があるのでしょうか?

<コレステロールの体内での主な役割>
・細胞膜の補修
・脂肪の代謝
・神経の製作
・血管の炎症の修復

ちなみに脳の構成の30%をも占めているのがコレステロールです。
体内の主要成分であり、身体にとって必須の栄養素であることは間違いありません。

2)善玉、悪玉コレステロールって何が違う?

コレステロールの話では、度々「善玉、悪玉」という名前を目にします。
では、この2つには、どんな違いがあるのでしょうか?

まず、善玉コレステロール/悪玉コレステロールとは俗称のようなものだという認識が必要です。
本来はHDLコレステロール/LDLコレステロールという名称があります。

それぞれの役割は、前述の「コレステロールの役割」中の『血管の炎症の修復』での働きを解説すると分かりやすいです。

血管の炎症箇所を治すために、必要な材料(栄養素)を運搬するのがLDLコレステロール、現場で実際に修復作業をしているのがHDLコレステロールです。

つまり、LDLコレステロールが悪いコレステロールという訳ではないということになります。

3)糖質制限でコレステロールが上昇する?

糖質制限を行うとコレステロールが上昇するという話を聞きますが、それは本当なのでしょうか?仮に本当である場合、それはいいことなのでしょうか?

体内のコレステロールの80%は肝臓で作られています。
そして残りの20%が食事から作られます。

糖質制限でコレステロール値が上がるという噂は、糖質制限によって中性脂肪が減った事により、中性脂肪と対比した場合のLDLコレステロールの量が増えたように見えるという錯覚から起こります。

では仮に『糖質制限でコレステロールが上昇する』を『糖質の摂取を抑える分、脂質やコレステロールの多い食品の摂取が増える』に言い換えてみましょう。

この考え方ならさすがにコレステロール値が高くなるんじゃないか?

こちらの回答は、体内のコレステロールの80%が肝臓で作られている事実に集約されています。
食事からのコレステロール摂取が少なくなれば、肝臓でのコレステロール合成が多くなり
食事からのコレステロール摂取が多くなれば、肝臓でのコレステロール合成が少なくなります。

まとめると、やはりコレステロールは身体にとって必須であり、必要量に保たれるように調整されています。

4)食事で気をつけるべきことはある?

コレステロール値は下がりすぎることにより、うつ病や心筋梗塞などの疾病の原因となり得ます。
糖質制限をする際にはタンパク質だけでなく脂質の摂取は多めに設定しましょう。

タンパク質食品を選ぶ際には、脂肪の少ないササミを徹底するのではなく、脂質を多く持つ食品を積極的に摂るべきです。
魚は鮭やサバ、アジ、それ以外ではアボカド、くるみ、納豆の摂取は重要です。

5)まとめ

  • コレステロールは身体にとって必要なもの
  • “糖質制限をするとコレステロール値が上がる”の本来の意味は“糖質制限をすると中性脂肪が減るので、相対的にLDLコレステロール値が多くなるだけ
  • ”コレステロールの本来の役割を認識し、脂質の摂取は積極的に行うべき

※個人の見解であり、サイトの公式見解ではありません。

鈴木昭寛

ダイエットジム『アフターパーソナル』代表トレーナー

鈴木昭寛

akihiro suzuki

大手フィットネスクラブ勤務歴2年、グループエクササイズレッスンインストラクター歴2年、パーソナルトレーナー歴4年、パーソナルセッション年間2,500本以上の実績を持つ。 https://concierge.diet/area/tokyo/shinjyukuku/afterpersonal
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