ダイエット専門家コラム

【プロトレーナー監修】糖質制限とバターの意外な関係

鈴木昭寛

ダイエットジム『アフターパーソナル』代表トレーナー

鈴木昭寛

akihiro suzuki

ダイエット時には低脂肪の食事を心がけた方が良いというイメージが強い人は多いと思います。
糖質制限ブームの中、「バターコーヒー」ダイエットが注目を集めています。

ただ、ほとんどが脂質で構成されているバターは、ダイエットに良いのでしょうか?糖質制限中に摂って大丈夫なのでしょうか?

今回は、バターの栄養素や摂り方、そして話題のバターコーヒーとの相性を解説します。

1)バターの成分、カロリーなどを解説!

雑誌などで「バターコーヒー」などが紹介されて以来、バターは食材として高く注目されています。改めてバターはどんな成分で成り立っているのでしょうか?また、カロリー量はどれぐらいあるのかご存知でしょうか?

バターは成分の80%以上が牛乳の脂肪分です。
カロリーは745kcal(100g中)ほど含まれ、大量摂取した場合かなりのカロリーになります。
※参考:ソテーやムニエルを調理する場合、魚一切れに対して使用するバターはおよそ10g

脂質の他にカルシウムとビタミンAを豊富に含有し、その他タンパク質・ビタミンB1・ビタミンB2を少量含みます。

バターは、糖質をほとんど含有しないのが特徴です。

2)油=脂質はダイエットの敵?糖質制限との相性は?

バターの主な成分である脂質は、ダイエットにとっては敵と思われがちですが、果たしてそうなのでしょうか?

脂質の役目は大きく以下の3つです。

①身体のエネルギー源になる
②細胞膜をつくり、水分の調整や皮膚を保護する
③代謝活性をコントロールし、血圧や体温をコントロールする

つまり、三大栄養素に選ばれている理由であり、脂質は身体にとって必要な栄養素です。

ここでは①のエネルギー源としての脂質の役目に着目して、糖質制限と脂質の相性について解説します。

身体のエネルギーを作る2つの〇〇系

人間の頭や身体を動かす為のエネルギーを作るのに、体内には2種類の工場があります。

一つは“解糖系”といい糖質を燃料にしエネルギーを作ります。
瞬時にエネルギー生産が可能ですが、一度に大量生産できないため、持久力がないのが特徴です。

もう一つは“ミトコンドリア系”といい、糖質・タンパク質・脂質の三大栄養素とビタミン・ミネラル・亜鉛などの微量栄養素を燃料にしてエネルギーを作ります。
エネルギー生産に時間はかかるものの、大量生産できるので持久力がとても高いです。

糖質制限をする目的は本来、解糖系工場にばかり頼っていた状態をミトコンドリア系工場を使える状態に戻す作業です。

つまり糖質制限をしながら脂質を積極的に摂り、本来使いたいミトコンドリア系工場を稼働させる状態にできるため、糖質制限と脂質の相性はとても良いです。

3)バターとマーガリンは何が違う?

バターとよく似た食材であるマーガリンは、何が違うのでしょう?また、食事として取り入れるなら、どちらの方がいいと思いますか?

バターとマーガリンでは原材料が違います。
バターは牛乳の脂肪分、一方マーガリンは植物性油脂から作られます。
マーガリンの製造工程では水素添加という科学技術を使用し、冷やしても柔らかい状態を維持できるようになっています。
水素添加で作られたマーガリンの主成分はファットスプレッドとなっていて、トランス脂肪酸の一種です。

トランス脂肪酸は心臓病やガンなどの様々な成人病の原因になるという話は有名になってきています。

“マーガリンよりバターの方が良い”ではなく
“マーガリンはやめてバターを摂りましょう”と言いたいです。

4)バターコーヒーと糖質制限の相性は?

コーヒーにバターを入れた「バターコーヒー」には、ダイエットなどでもおすすめという声を最近耳にする方も多いのでは?

バターコーヒーダイエットというのは、

バターを入れたコーヒーを朝食の代わりに飲むダイエット方法

です。

糖質制限では血糖値を急上昇させる砂糖や小麦や米を控えるので、代わりに豊富なタンパク質と脂質を摂取する必要があります。

バターの脂質は不飽和脂肪酸という身体に必要な脂肪を多く含むので空腹を抑えられるのが特徴です。

また、バターは糖質をほとんど含まないので血糖値の急上昇も起こりません。

糖質制限とバターコーヒーの相性は抜群です。

5)まとめ

  • 糖質制限時に脂質の摂取は欠かせません。
    良質な脂質を摂る為にバターを取り入れる事は糖質制限成功の近道になります。
  • バターとマーガリンは似て非なるものです。
    各々の成分を理解した上でバターを選ぶ事を勧めます。
  • バターコーヒーダイエットは、脂質を摂取する癖をつける方法の一例です。
    脂質を摂る為の食べ方は他にもたくさんあります。
    魚や鶏肉をバターと一緒に調理しても糖質制限は可能です。

糖質制限はしたいけれど朝に料理する時間が作れない方や料理が苦手な方は、朝食の代わりにバターコーヒーから始めてみてはいかがでしょうか?

※個人の見解であり、サイトの公式見解ではありません。

鈴木昭寛

ダイエットジム『アフターパーソナル』代表トレーナー

鈴木昭寛

akihiro suzuki

大手フィットネスクラブ勤務歴2年、グループエクササイズレッスンインストラクター歴2年、パーソナルトレーナー歴4年、パーソナルセッション年間2,500本以上の実績を持つ。 https://concierge.diet/area/tokyo/shinjyukuku/afterpersonal
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